雑記帳

怪文書書庫

2020年総括

はじめに

自宅待機の時間が多かったこともあり、矢のように過ぎ去った一年だった。代わり映えのしない日常は氷柱が形成されるが如く、ゆっくりと精神を凍らせていくものだということを身を持って体感した。人生に最も大切なものは変化に富んだ日常だったのかもしれない。

技術

相変わらずEnvoyやIstio周りをやってた。適当に機能追加したり、Envoyのwasm extension周りをやったり、Apache SkyWalkingのSDKを作ってEnvoyに組み込むみたいなこともやった(進行中)。コードレビューとかも積極的にやらんといかんなという気持ちがあり適当にPRを巡回して適当にコメントするくらいのことはやった。Istio周りはAuthN Filterのwasm移植を検討したりもした。世界中のスーパーエンジニア達とコミュニケーション取りながら作業が出来たりコードを見てもらえたりしたのは技術者としてはこれ以上ないくらいの福利厚生だったと思う。プライベートでは勉強目的で言語処理系とかWASMのVMとかを作っていた。(プライベートでは意義あるものを一切作っていないので詳細は割愛)登壇関係だとKubeConやEnvoy meetup辺りでの登壇もやった。特にKubeConは英語発表だったというのもあり英会話が得意でない私にとってはかなりチャレンジングだった、特に発音が下手すぎて発表動画見返すとなんとも言えない気持ちになる。オランダ行くためにわざわざパスポート取ったりした(大学に進学して一度も海外に行かなかったので)がコロナ騒ぎでKubeConはオンライン開催になってしまったのでお役御免となった。今後パスポート使う機会があればいいなあ。あとはLINEでインターンしたりした。初めての低レイヤパケット処理っぽい事の他、QUICのベンチマークツールを作って計測したりした。楽しかった。

engineering.linecorp.com

技術面では得難い経験が出来た気がする。バイト先の社員の方々やEnvoyコミュニティの人々やインターン先のチームの人々にはとてもお世話になった。

趣味

相変わらずアニメばかり見てた。今年のアニメの話を少しだけ。

2020年冬

恋する小惑星はきらら枠のお手本とも思えるアニメで、特段盛り上がる回もないが、各話が安定して構成されていて、それでいて一貫してそこそこのクオリティーを保っていたように感じる作品だった。天体モノのアニメは幼い頃に父親に連れられて何度も参加した明石天文科学館の天体観測会を思い出してノスタルジックな気持ちになるので少々バイアスを含んでいるかもしれないが、キャラクターが素敵だったという事実は周知のものであると思われる。桜井美景先輩可愛いよ。

koiastv.com

2020年春

かぐ告2期は安定したクオリティーと面白さをバランス良く維持していて安心感を持って見られる作品だった。石上とつばめ先輩の話で締めくくったのはナイスな構成だと思う。三期も決定しているらしいので、おそらくウルトラロマンティック作戦の回が映像で見れそう。楽しみ。

kaguya.love

2020年夏

俺ガイル完は良かった。中盤の展開はいささか退屈だったものの、終盤で一気に視聴者の感情を盗みに来るが如く怒涛の展開には目が離せなかった。視聴後の後味も甘くてほろ苦い彼らの青春を体現したかのようであった。原作小説は最終巻だけ読めていなかったので新鮮な気持ちで見れたのが良かった。

www.tbs.co.jp

2020年秋

トニカクカワイイは良かった。原作既読だったが、アニメでも脳漿が砂糖水と化すような感覚は健在だった。あとOPが神。独身男性のうちに見ておくべきアニメ堂々の一位。

tonikawa.com

旅行

これまた某ウイルスのせいであんまりあちこち行けなかった、今年は

くらいだった、GoToキャンペーンなどがあったのでそこそこ安く行けたのはよかった。

研究

色々迷走していたが、就活終了を機にモチベーションが高まったのでとりあえず方向性だけは決めた。

就活

そこまで就活に熱量を注ぐつもりはなかったのでとりあえず年内に終わればいいかなって感じでやってた。理由としては早めに終わらせて研究を真面目にやらなければならないという焦燥感が付きまとっていたからに尽きる。夏は長期1社、2日間だけのインターン1社に行った。 本選考では3社受けた。方向性はほとんど決まっていたものの内定が出揃ったタイミングで結構悩んだ。自己分析って奴はつらいぜ。悩んだ挙句結局緑色のアプリ作ってるとこ行くことにした。理由については聞かれたら答える。

人生

就活で自己分析をやったのがきっかけで人生って奴を考えなければならんな〜ということを身をもって実感した。技術的好奇心だけでは人生ってやつはやってけない。

生活

コロナ騒ぎをきっかけに外出が制限された結果、自炊をするようになった。食費も安くつくし野菜も多く取れていいことしかない。調理も簡単なものであればそう時間もかからないし在宅勤務などであれば自炊しない手はない。この時期は鍋とシチューが美味い。

総括

良くも悪くも変化の1年だった。今年は特に自分を省みる機会も多かったので、総合的にはプラス成長の一年だったと信じたい。